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原産地はインドのヒマラヤ山麓というきゅうり。紀元前に中国へ渡ったのち、日本へと伝来しました。
栄養価はあまり高くないものの、利尿効果が高いことから、水気を降ろす野菜として古くから知られていました。また、きゅうりがカッパの好物だったという伝説から、寿司のきゅうり巻きが「カッパ巻き」と呼ばれるようになった話は有名です。
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1.利尿作用
2.血圧の低下
3.身体のむくみを抑える
4.脳梗塞、心筋梗塞の予防
5.がんの予防 |
約90%が水分なので、栄養面ではそれほど大きな期待はできない野菜ですが、身体を冷やす作用があるため暑気払いにピッタリ。また利尿作用からむくみの解消やのぼせの改善にも効きます。 |
【カリウム】 |
細胞内外の物質交換や水分調節を行う成分。血圧を抑えたり、筋肉の収縮をスムーズにするはたらきがあります。不足すると高血圧や不整脈、手足のしびれの原因に。 |
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【ピラジン】 |
独特の青臭さの元になっている成分。血が固まるのを防ぎ血栓をつくらないようにするため、脳血栓や心筋梗塞を予防します。 |
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【ビタミンC】 |
皮膚や筋肉、骨の細胞を結合するコラーゲンを生成する成分。シミやソバカスを防止するなど美肌づくりに役立ちます。
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きゅうりを構成する物質は90%が水分。残りはカリウムやナトリウムなどですが、これらは汗といっしょに流出してしまう成分。暑い季節の野菜だけに、身体が欲しがる水分とミネラルを補給してくれます。 |
きゅうりの頭部にある苦味の成分・ククルビタシン。A・B・C・Dと4種類あるうち、ククルビタシンCには抗ガン作用があるということで注目されています。 |
表面が濃い緑色でつやがあり、イボが尖っているほど新鮮な印。表面
にしわがあったり、しなびたりしているものは収穫されてから日数が経っています。また、まっすぐで太さが均一なものを選ぶようにしましょう。 |
表面に付いた水気をきちんと拭き取り、紙に包んでビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に立てた状態で保存するようにしましょう。 |
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