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日本で栽培されているくりは「ニホングリ」という品種。日本と朝鮮半島が原産地で、縄文時代から栽培されていたようです。一方、街でよく見かける甘栗は「チュウゴクグリ」という品種。味はニホングリの方が渋皮が離れにくく、風味が強いのが特徴。チュウゴクグリの方は、甘味が強く渋皮がむきやすくなっています。 |
くりは5大栄養素をすべて兼ね備えた栄養食品。ただし高カロリーなので、ダイエットをしている方は食べ過ぎに注意。
※5大栄養素※
糖質・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラル |
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くりは果物に次いでビタミンCが豊富。ビタミンCは、免疫力の強化や抗酸化作用をはじめ多彩
な働きをもつ栄養素。肌の張りを保ち、シミ・ソバカスを防ぎます。また、でんぷん質を豊富に含むので、加熱に弱いビタミンCを破壊する心配がありません。 |
くりに含まれるカリウムは、血圧上昇の原因であるナトリウムの作用を抑える栄養素です。血液中の塩分を、尿として排出してくれる働きもあります。 |
炭水化物(糖質)をエネルギーに変える際に必要なのがビタミンB1。これを含むくりをたくさん食べれば、疲労や倦怠感を解消できます。 |
渋皮を剥いて甘露煮にしたり、くりごはんにしたり、その食べ方は実にさまざま。デザートとして、くりきんとんやくり羊羹もオススメです。 |
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くりの葉を煎じた液は薬効があり、漆や毛虫によるかぶれ止めに利用されています。 |
つやつやと丸く太っていて重みがあるものを選ぶようにしましょう。古いものは殻にシワがでていて、つやもありません。
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水分を含ませたおがくずにくりを入れて冷蔵庫で保管すれば数カ月はもちます。おがくずが手に入らないという方は、ゆでてから冷凍保管すれば長期保存が可能です。
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