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肉類の中でも、いちばん多く日本人に食べられているのが豚肉。豚カツやしょうが焼き、しゃぶしゃぶなど調理法も豊富で、なじみ深い食材です。ちなみに国内の消費量
は牛肉の3倍ともいわれています。 イスラム教などでは不浄の食物として口にすることを禁じられていますが、中華料理の世界では重要な食材として幅広く活用されています。 |
1.疲労回復に効く
2.食欲を増進させる
3.夏バテを防止
4.ストレスを解消
5.二日酔いを防止 |
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豚肉に含まれる栄養素でいちばんの注目は、疲労回復や夏バテ防止などに役立つビタミンB1。含有量
は牛肉や鶏肉の5〜10倍近くもあり、食品全体の中でもトップクラス。100〜150g程度で、一日に必要なビタミンB1を摂取できるほどです。また、からだの基礎となる栄養素・たんぱく質も豊富。まさに健康の源となる食品です。 |
【ビタミンB1】 |
炭水化物がエネルギーに変わるときに欠かせない栄養素。足りなくなると慢性疲労、情緒不安定、記憶力の低下などにつながり、ひどい場合はかっけの原因にもなります。 |
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【たんぱく質】 |
骨や筋肉、血液をつくるとても大切な栄養素。からだの機能を強化し、貧血や老化、肌荒れなどの防止に役立ちます。 |
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【ビタミンE】 |
有害な活性酸素を除去し、細胞膜を保護する抗酸化作用がいちばんの役割。生活習慣病、老化、ぼけの防止に役立つほか、血行を促進し冷え性を防ぎます。 |
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ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるときに不可欠で、「疲労回復のビタミン」とも呼ばれています。また中枢神経や末梢神経の働きを支える役割があるので、これが不足すると慢性的な疲労感や情緒不安定、食欲減退などの原因になります。 |
肝臓でアルコールを分解するときにも、たくさんのビタミンB1が必要。お酒を飲むときには、豚肉の角煮やしょうが焼き、豚キムチなどをつまみにすると、二日酔いの防止に役立ちます。 |
意外と知られていないのが鶏肉よりも脂質が少ないということ。しかもコレステロール値を低下させるオレイン酸やステアリン酸が豊富で、動脈硬化の予防につながります。 |
身がよく締まっていて、弾力があるものが新鮮。傷むのが早い豚肉は、できるだけ早く食べるようにしましょう。また豚肉は寄生虫が付きやすいので、食べるときは中まで火を通
すこと! |
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